くーる&ほっとで取り扱っているボディタオルの多くは、群馬県桐生市のお隣のみどり市(旧:笠懸町)にある工場で生産されています。この度、その工場のご好意により、工場見学をさせていただき、写真や動画の撮影もご了承いただきました
そこで、工場見学の時に撮った写真や動画を使って、ボディタオルの製造工程を皆様にご紹介します
今回ご紹介するのは、ナイロンボディタオル製造の様子ですが、シルク製品も基本的には同様の工程となりますので、シルク製品にご興味ある方も、ぜひご覧ください。
ボディタオルは、大きく分けて4つの工程で製造されています
(1)整経(せいけい)工程
(2)製織(せいしょく)工程
(3)裁断・縫製(さいだん・ほうせい)工程
(4)印刷(いんさつ)工程
これらの行程について、動画や写真を用いて紹介していきます。
(1)整経(せいけい)工程
![](http://blog-imgs-51.fc2.com/g/u/n/gunmasilk/fc2blog_20141129014539a9ds.jpg)
そもそも織物は、縦糸と横糸からできています。糸は、最初は「チーズ」と呼ばれる形に巻かれています。見た目がチーズの様だからこう呼ばれているそうです
![](http://blog-imgs-51.fc2.com/g/u/n/gunmasilk/fc2blog_2014112900333136a.jpg)
このチーズ巻きの糸を、クリールスタンドと呼ばれる糸掛けにセットします
この写真では、300本以上の糸がセットされているとのことでした
![](http://blog-imgs-51.fc2.com/g/u/n/gunmasilk/fc2blog_20141129003356368s.jpg)
その、300本以上の糸を、ビームと呼ばれる縦糸を巻くための棒に巻き替えます
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![](http://blog-imgs-51.fc2.com/g/u/n/gunmasilk/fc2blog_20141129003509481s.jpg)
これで、次の工程である製織工程、すなわち織物にする際の縦糸の準備ができました
(2)製織(せいしょく)工程
![](http://blog-imgs-51.fc2.com/g/u/n/gunmasilk/fc2blog_20141129101257b06s.jpg)
製織工程は、整経工程で作られた経糸(たていと)と緯糸(よこいと)を使い、生地を作る工程です
この整織の方法は、織物と編物の二つに大別されます
織物は、経糸と緯糸が直角に交わり、隣りの糸と密着して平面的に連なり、空間がない織地です。
編物とは、一本、あるいは数本の糸がループを作り、そのループに次の糸を引っ掛けて新しいループを作ることを連続して作った編地です。
織物の生地は、縦横に伸縮性がなく張りがあり、シワになりやすい特徴があります。
編物の生地は縦横に伸縮性がありドレープ性があり、シワになりにくい特徴があります。
くーる&ほっとで扱っているシルクボディタオルも、織物の製品と編物の製品があります。
ネットロウは編物、シルクあかすりは織物になります。
![](http://blog-imgs-51.fc2.com/g/u/n/gunmasilk/fc2blog_20141103231523fd3s.jpg)
こちらが織物の製品です。生地に糸が隙間なく織り込まれているのが分かると思います
![](http://blog-imgs-51.fc2.com/g/u/n/gunmasilk/fc2blog_20141103225646ab7s.jpg)
こちらが編物の製品です。糸がループ状になって連なって編み込まれているのが分かると思います。
更に、動画をそれぞれみてもらうと、織物と編物の製法違いがより分かると思います
まずはボディタオルを織り機で織っている様子です
次に、ボディタオルを編み機で編んでいる様子です
織り機、編み機のそれぞれで作られたボディタオルは、長い帯状になっているので、最終工程の裁断・縫製工程で皆さんの知っているボディタオルの形になります
(3)裁断・縫製(さいだん・ほうせい)工程
![](http://blog-imgs-51.fc2.com/g/u/n/gunmasilk/fc2blog_201411301327293fbs.jpg)
この工程は、前工程の製織工程で、ボディタオルの元となる長い帯状の生地が出来上がりますが、その長い帯状の生地を、ボディタオルの大きさに裁断し、更に裁断した端を折り込んでミシンで縫いつけ、ボディタオルの完成形にする工程です。
この工程はドイツ製の機械で行われています。その動画がこちらです。
まず、長い帯状のボディタオルの元となる生地を機械にセットします。
![](http://blog-imgs-51.fc2.com/g/u/n/gunmasilk/fc2blog_20141130132701b6es.jpg)
それが機械の中に引っ張られ、一定の長さで裁断されます
![](http://blog-imgs-51.fc2.com/g/u/n/gunmasilk/fc2blog_201411301333463a6s.jpg)
![](http://blog-imgs-51.fc2.com/g/u/n/gunmasilk/fc2blog_2014113013335898cs.jpg)
![](http://blog-imgs-51.fc2.com/g/u/n/gunmasilk/fc2blog_2014113013341174cs.jpg)
次に、裁断された生地が機械上を移動して、裁断された生地の両端が折り込まれます。
![](http://blog-imgs-51.fc2.com/g/u/n/gunmasilk/fc2blog_2014113013353709fs.jpg)
そして更に機械上を移動し、折り込まれた両端をミシンで縫製します。
![](http://blog-imgs-51.fc2.com/g/u/n/gunmasilk/fc2blog_20141130133622bf2s.jpg)
![](http://blog-imgs-51.fc2.com/g/u/n/gunmasilk/fc2blog_201411301338020a6s.jpg)
ミシンで縫製されると、ボディタオルが完成形になり、機械から排出されます
![](http://blog-imgs-51.fc2.com/g/u/n/gunmasilk/fc2blog_20141130133844bc9s.jpg)
この様に、裁断・縫製工程は機械で自動で行われています。
完成したボディタオルは、その商品に合わせた包装等がされて、出荷されていきます。
(4)印刷(いんさつ)工程
ボディタオルは無地または織りや編みの柄がある製品が多いですが、お客様の指定した柄や文字の印刷も可能です
今回はその印刷工程をご紹介します
※ケロリンのボディタオルは、くーる&ほっとではお取り扱いできません
ご購入希望の方はこちらでお願いします
![](http://blog-imgs-51.fc2.com/g/u/n/gunmasilk/fc2blog_20141128210057a12s.jpg)
ちょうど私達が工場見学に行った時、銭湯の黄色い風呂桶でお馴染みの、ケロリンのボディタオルの印刷を行っていましたので、このケロリンの文字を印刷しているところを動画で撮影させていただきました
ボディタオルへの印刷は、この機械で行いますが、Tシャツなどの印刷と同じ様にシルクスクリーン印刷で行っています
シルクスクリーン印刷の特性から、一色で一版となるため、色の数だけ印刷を重ねて行きます
このケロリンの場合は、ケロリンの文字の赤と、周りの文字の緑の二色なので、二回印刷が行われます
![](http://blog-imgs-51.fc2.com/g/u/n/gunmasilk/fc2blog_20141128211047565s.jpg)
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印刷が終わると、印刷した染料が乾くまで乾燥させます
![](http://blog-imgs-51.fc2.com/g/u/n/gunmasilk/fc2blog_20141128211329924s.jpg)
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写真を見て分かる様に、乾燥させるのは洗濯物の様に人の手で一つずつ吊るして干して行きます
そして印刷は機械で行われますが、その機械へボディタオルをセットするのも人の手で一枚ずつ行われます
ボディタオルは、印刷工程も含めて、人間の手と機械の融合した工程になっています
そして、ボディタオルへの印刷はお客様の要望で色々なことができます
![](http://blog-imgs-51.fc2.com/g/u/n/gunmasilk/fc2blog_20141128211809005s.jpg)
![](http://blog-imgs-51.fc2.com/g/u/n/gunmasilk/fc2blog_20141128211828c24s.jpg)
印刷物のボディタオルは、企業のノベルティ用や、キャラクターもの、ホテルのアメニティ用など、様々な用途で作成しています
もし、オリジナルのボディタオル作成にご興味やご要望のある方は、ぜひ一度くーる&ほっとまでご連絡下さい
なお、オリジナルのボディタオルを作成する場合は、1000枚からのオーダーとなります
また、価格については、ボディタオルの素材や使う色数、注文数等により異なりますので、その様なことを知りたい方も、ぜひご連絡下さい。